

COPD
(慢性閉塞性肺疾患)
Explanation解説

COPDとはタバコ煙や粉塵、大気汚染などの有害物質を長期に吸入暴露することで生じた肺の炎症性疾患です。徐々に階段や坂道の登りなどで息切れを自覚したり、かぜが治りにくく、咳や痰が続くといった症状が出現します。スパイロメトリーなどで呼吸器機能検査を行い、胸部レントゲン写真や胸部CT検査で肺気腫病変を評価して診断します。 息切れは肺だけでなく心臓も影響しています。積極的な薬物治療の介入によって、病気の進行を抑え、生命予後の改善が期待できます。 COPD増悪の予防には、禁煙が最も大事ですが、感染症にて増悪するため、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されています。