当院にて2025年8月から子宮頸がんワクチンを接種可能となりました。
予約が必要となりますので、お電話にて、ご予約、お問い合わせください。
子宮頸がんは子宮の入り口付近にできるがんで、最近では20 ~30 代の若年層で増加傾向にあります。子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染によって引き起こされます。HPV は性交経験があれば誰でも感染する可能性があるウイルスで、感染自体は決して特別なものではありません。また、感染してもほとんどの場合は自然に排除されます。
ウイルスが排除されずに長期間感染が続く場合、数年から十数年以上の年月を経て、子宮頸がんを発症します。
HPV は、子宮頸がんのほかにも、中咽頭がん、肛門がん、膣がん、外陰がん、尖圭コンジローマ(性器に出来る鶏冠状のイボ)などにも関わっていると考えられています。
子宮頸がんの予防方法としては、HPVワクチンを接種することで、HPVの感染を予防することが挙げられます。
《令和7年度 定期接種対象者》
小学校6年生から高校1年生相当の年齢の女子
(平成21年4月2日~平成26年4月1日生まれ)
《持ち物》
母子健康手帳
予診票(茨木市より、令和7年7月下旬に、中学1年生、高校1年生相当の年齢の方へ発送予定)
《費用》
無料
《使用ワクチン》
シルガード9(9価HPVワクチン)
《接種回数・間隔》
・1回目の接種が15歳未満の場合 2回 (1回目から5ヶ月以上の間隔をおいて)
・1回目の接種が15歳以上の場合 3回 (2回目:1回目から1ヶ月以上の間隔をおいて
3回目:2回目から3ヶ月以上の間隔をおいて)
*接種間隔を考慮すると、今年度定期接種は、
15歳未満の方:1回目は10月までに、
15歳以上の方:1回目は11月、2回目は12月までに
接種していただく必要があります
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)のキャッチアップ接種について
令和7年3月31日までに子宮頸がんワクチン(サーバリックス(2価)、ガーダシル(4価)、シルガード9 (9価)いずれでも)を2回目あるいは3回目の接種が完了できなかった方を対象に、令和8年3月31日までの間、経過措置として定期接種の期間が延長されています。
《対象者》
・平成9年4月2日~平成21年4月1日まで生まれの女性
・令和4年4月1日~令和7年3月31日までの間にHPVワクチンを1回以上接種した方
その中で、全3回の接種を完了していない方
《持ち物》
・キャッチアップ経過措置対象者用予診票(当院にあります)
・HPVワクチンの接種履歴がわかるもの(母子健康手帳等)
・本人確認書類(各種健康保険の資格確認書、マイナンバーカード等)
《費用》
無料
《使用ワクチン》
シルガード9(9価HPVワクチン)
同じ種類のHPVワクチンで接種完了が原則ではありますが、交互接種の安全性が一定程度明らかになっており、
当院では1回目がどのHPVワクチンであっても、シルガード9を使用いたします。